カブトエビの飼育セット・寿命・卵・餌・田んぼなど飼い方について。

カブトエビといえば、小学生の頃に飼育キットを購入して卵から育てたことがあります。今も昔も変わらず子供向けに飼育キットが販売されているのをみて懐かしく思ったことがあります。

飼育キットから赤ちゃんを孵化させてある程度育ったら水槽に移してもう少し本格的に育てたりしていました。

ただね。

飼育キットでカブトエビを孵化させるのは意外と難しい反面もありますし、なんか生まれないという経験をされた方もいるのではないでしょうか?

そういう場合は、ヤフオクなどで成体も販売されていますし、関西地方であれば田んぼで採集することもできますので安心してください。

さて、そんなわけで本日はカブトエビの飼育方法についてお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう!

カブトエビとは?

カブトエビ(兜蝦、兜海老、Triopsidae)は、鰓脚綱・背甲目・カブトエビ科に属する甲殻類の総称。淡水性の原始的な小型甲殻類。名前にエビとついているがエビ類ではない。

特徴

カブトエビの背面と腹面。1: 眼、2と5: 第一胸肢、3と9: 腹部、4: 背甲、6と7: 胸肢、8: 腹肢、10: 尾節と尾肢

ミジンコ類やカイエビ類と共に鰓脚綱に含まれる。しかし体の左右に包まる背甲と発達した第二触角をもつミジンコ類とカイエビ類に対して、カブトエビの背甲は平らに開く、第二触角は著しく退化し、完全に欠如した場合もある。短い第一触角は背甲前方の腹側にあり、大顎は発達する。

背甲の前方には2つの複眼と1つの正中眼(ノープリウス眼)が集約する。胴体は多数の節に分かれ、腹側にある11対の胸肢と腹肢は鰭状で、呼吸と遊泳に使われる。第1対の胸肢からそれぞれ3本の糸状部が伸ばし、感覚器官として役を果たす。本当の触角は不明瞭のため、この触角様の第1胸肢はしばしば触角として勘違いされることもある。腹部後端には1対の尾肢が備える。大きさは2-10cm、鰓脚類にしてはかなりの大型である。

日本では6-7月、水田などに大量発生する。水田への注水後10時間程度で孵化が始まり6日程度継続して孵化する、孵化から10日程度で産卵を行い 1 – 2ヶ月の短い一生を終えるが、成長速度と生存期間は水温で大きく変化する。水温が21°Cの場合、アジアカブトエビは8日目、アメリカカブトエビは10日目、ヨーロッパカブトエビは16日目から産卵をする。水田の水抜きで水が枯れる頃には泥中に卵が残っている。他の地域では頻繁に干上がるような浅い水たまりや池に生息することが多く、乾燥に強い耐久卵を持ち、水田の様な環境に適応したものと考えられる。雑食性で、泥中の動植物の遺体の破片や小型藻類、プランクトンを泥と共に捕食する。

分布

日本国内では以下の3種が生息する。

アメリカカブトエビ(Triops longicaudatus):関東以西
ヨーロッパカブトエビ(Triops cancriformis):山形県、長野県
アジアカブトエビ(Triops granarius):鳥取、近畿地方
アジアカブトエビは在来種と考えられるが、残りの2種はいずれも移入種で、1916年、香川県でアメリカカブトエビが発見され、その後各地で発見されている。関東・中部地方以西に広く分布している。なお、アジアカブトエビも中国からの帰化動物という研究もある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/カブトエビ

カブトエビの飼育キットはネットでも買える。

カブトエビの卵はネットでも手軽に購入することができます。流通名でトリオプスというものもカブトエビになりますのでお好きなものを購入されればよかと思います。

この飼育キットに書かれてある通りに、ケースの中に水と栄養を入れて3時間まったら卵を入れる。これで1~2週間で孵化するということでカブトエビが孵化するということなんですが、なかなか孵化しないという飼育者さんの声も目にします。

ポイントは、

1.水温が適温になっていない。
2.川の水や井戸水は使用しない
3.カルキは自然に抜く
4.カルキ抜きは使用しない

といったところを意識して飼育キットにチャレンジしてみてください。カブトエビが生まれて1センチ以上まで成長したら1週間に1度水換えを行います。水槽の3割ぐらいの水換えで良いでしょう。また、大きくなったカブトエビを水槽でのびのびと飼育させたいなら別に水槽を立ち上げても良いです。

カブトエビの水槽飼育について解説します。

生体の調達

先ほど説明しましたように、普通は飼育キットを購入して孵化させるのだと思いますが、実際にチャレンジしてみましたけど生まれませんでしたとか、なかなか難しいところはあるのです。

そのため、どうしても飼育キットで孵化をさせることができないのであればはじめから成体を調達するというのもありです。また、成体は幼体よりも強いので出来るならそれが一番かもしれませんね。

水槽

カブトエビの種類にもよりますが、日本でペットとして流通しているカブトエビであれば平均的な大きさとして2~3㎝程度です。

4~5㎝まで行けば相当上手く育てたんだなという感じです。いずれにしろその程度の大きさにしかなりませんので大きめのプラケースや30㎝規格の水槽でも飼育することができます。

広々とストレスなく飼育したいとか繁殖させたいと思うなら45㎝規格の水槽が良いかと思います。

底砂

自然界では田んぼに生息する生き物ですから底砂は細かい川砂、ソイル、砂利などで良いかと思います。これがあるだけでバクテリアが育てられますし、カブトエビのストレス緩和としても良いのではないかと思います。

隠れ家

特に絶対に必要か?というと、何もなくても飼育は可能ですが、マツモなどの水草や流木などを入れておくだけでそこに隠れたりできますのでストレスの緩和としては効果的です。

やはり繁殖を行う際にもストレスが少ないほうが良いのでこういったところも気を使うと良いです。水田と全く同じ環境を再現することは無理ですが、稲の代わりに水草で似た環境を作るのは良いと思います。

濾過機

カブトエビは水流が緩やかなところを好むので強力な上部ろ過、外部ろ過など強力なものは使用しないほうが良いです。

もし、濾過機を使用するなら外掛け式か内掛け式が良いかと思います。水換えの頻度を増やし、エアレーションだけを使用されている人もいますね。水流の弱い濾過機やエアレーションだけでの使用が良いかと思います。

魚に使用するカルキ抜きを使用するかは賛否両論ありますが、カブトエビは魚よりもこういった薬品には強くはありませんので、カルキ抜きよりも自然にカルキを抜いた水を使用するのが良いかと思います。もしくは、アクアリウム用の浄水器を使用するなどすると良いです。

水換えは、濾過機を使用しないなら1週間に2回ぐらいは交換しましょう。1回につき水槽の3分の1ぐらいは交換すると良いです。

水温

22〜25℃

冬場はヒーターとサーモスタットを使用して水温をキープします。一方で夏場は水温が上昇します。普通に飼育していると30℃オーバーになりますので水温を調整するために、冷却ファンやクーラーを使用します。水槽のサイズが小さいので安めのクーラーでも飼育は可能です。

自然界のカブトエビは小さなオタマジャクシを食べます。飼育下なら冷凍アカムシなどの生エサ、金魚の餌など人工飼料を与えるとよいです。餌の頻度は毎日1回~2回ぐらいでよいです。2~3分で食べきる量を与えましょう。ちなみに、カブトエビは毎日餌を与えないと死亡するほどなので必ず何かしらの餌を与えるようにしましょう。

寿命

30日ぐらいです。非常に短いのですが、産卵のサイクルが早いのも面白いところです。親のカブトエビが産卵を行ったら死亡しますが、またすぐに子供が生まれて急成長しますので、カブトエビ単体でいえば非常に短い命ではありますがこういったサイクルで考えると子孫が途絶えない限り飼育することができます。そういった意味では長年の飼育も可能です。