ヨシノボリの飼育方法!販売・餌・寿命・稚魚・混泳について

ヨシノボリ(葦登)とは?

アジアの熱帯、温帯地域の淡水、汽水域に生息するハゼの一種です。ヨシノボリという名前は特定の魚のことを指すのではなく、ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属 (Rhinogobius)の総称をいいます。

体長は最大でも5~10㎝の小型魚になります。体の模様や形などは種類によって若干異なりますが、赤褐色の筋が頭部に入ります。

ロシア沿海地方から東南アジアまでの熱、温帯地方に生息します。種類が多く、実際に何種類かというのはハッキリわかっていません。

日本にも河川や湖畔、沼地、潟など比較的簡単に見つけることができます。腹鰭が吸盤上になっているので岩に張り付くことができます。種類によっては流れのはやい渓流にも生息します。ちなみに、ヨシノボリとカジカは全く別物です。

このように、未成魚が川を上ったり、川の濡れている岩場を上る姿から葦(ヨシ)にも上るだろう。これがヨシノボリの名前の由来です。もちろん、実際葦に上ることはありません。

基本的に川底を好み、藻類や動物の死骸を食べます。しかし、ほとんど肉食で、ヤゴなどの水棲昆虫やミミズ、カワエビ、小魚などを食べます。空腹時には自分の体の半分ぐらいの大きさの生き物であれば噛みつく可能性もあります。性格は体のサイズに似合わず好戦的なところがあります。

繁殖期になるとオスは縄張りをつくります。自分のテリトリーにほかのオスが入ると襲い掛かります。そして、川底にある石の下に巣穴を堀り、メスを迎い入れます。そして、産卵を行います。

岩の下だけではなく、空き缶、塩ビ管を使用することもあります。ガサガサで空き缶を網で救うとヨシノボリが入っていることがあるというのもこういう理由です。

ヨシノボリの飼育方法について。

ヨシノボリの調達先

春や夏に小川でガサガサを行えば比較的簡単に捕まえることができる魚のでお近くに小川があれば一度ガサガサを行ってみることをおすすめします。近くに小川がないとか、ガサガサをするのは大変!という方はネットショッピングを利用しましょう。

シマヨシノボリ3匹で300円という非常にお手頃な値段で購入することができますのでガサガサをやるよりある意味コスパはいいかもしれません。また、ペットショップのヨシノボリなので寄生虫の心配もないです。その点は安心ですよね。

水槽

ヨシノボリはそんなに大きくなる魚ではありませんので、30㎝水槽あればよいかなと思います。

水質

ヨシノボリはPH6.0~8.0程度で良いかなと思います。購入時にヨシノボリの袋に入っている水のPHを図るのが確実ですが、その前に水槽の立ち上げを行う必要があるのでそういう都合よくも行きません。

結構強い魚なのでPHショックで死ぬというのもあまり考えにくいです。近所の小川のPHを参考にするのも良いでしょう。

水槽に水を入れて、麦飯石溶液やバクテリア剤で水作を行います。急ぐなら1週間、時間があるなら1か月ぐらいかけて水を作りましょう。

飼育環境

ベアタンクか底砂を敷くか?という話になると思いますが、どっちでも良いと思います。水槽の水換えや掃除を楽にしたいならベアタンクが良いでしょう。ただ、ヨシノボリは結構強い魚なので、見栄えを良くしたいなら川砂を入れればよいと思います。それに潜りますからね。

また、ヨシノボリは石の影、石の下を好むので、砂のほかに大きな石や塩ビ管、流木などで隠れ家を作ってあげると良いです。

混泳

ヨシノボリは好戦的な魚でお腹が減ると自分の体の半分以上の大きさの魚でも襲い掛かるほどですが、とはいっても、ヨシノボリは5㎝程度と小さい魚なのでほかに大きな魚を泳がせておけば問題ないです。

もちろん、同じぐらいのヨシノボリを複数泳がせておくだけの混泳水槽だと厳しいですが、少し大きな水槽にして、日本淡水魚ということで、フナ、タナゴ、モツゴ、ハヤなどヨシノボリよりも大きな魚を泳がせておけばそんなに問題はないはずです。

また、二匹の混泳ではなく三匹以上の混泳にすることで縄張り意識も弱くなるのでおすすめです。

ろ過装置

30㎝水槽なら投げ込み式ろ過機で良いと思いますし、60㎝を超えるなら上部ろ過を設置すればよいと思います。この辺は魚の数によって異なりますが排泄量が多くなればなるほどろ過能力が必要となりますのでパワーのあるろ過機を採用します。

餌は生餌であればカワエビやメダカなどの小魚を与えればよいと思います。また、人工飼料をよく食べる魚ななのでいずれは人工飼料に切り替えてあげると良いです。餌付けも生餌でなくても人工飼料から始めても慣れるかと思います。

水温

水温は10~28度が適温とされています。夏は28度以上にならないように調整したり、冬は10度以下にならないように調整する程度でも良いと思います。10度を下回ると食欲がなくなるので冬眠を考える必要があります。餌を食べてほしいなら20度をキープすると良いと思います。

掃除

水換えは1か月に1度ぐらいで良いです。水槽の3割程度の水を交換し、ろ過装置のフィルターを洗います。ボロボロになったら新品と交換します。ろ材に関してはしっかりと洗わずに、バクテリアが生き残るように水槽の水で洗いましょう。また、ろ材は頻繁に洗う必要はありません。ヘドロが酷く成ったら洗う程度で良いかと思います。