プレコ(魚)の飼育!水槽・餌・寿命・混泳・水温・シェルターなど。

本日はプレコの飼育方法についてお話しします。

プレコといえば熱帯魚の中でも結構人気の魚で、熱帯魚屋さんにいけば大体販売されています。プレコはそんなに活発に泳ぐ魚ではありませんので水槽の掃除をしてもらうために飼育している人も多いんじゃないですかね。

アロワナ、オスカー、キクラなど活発に泳ぐ魚との混泳ですね。こういった魚に生餌だけではなく人工飼料を与えたりもします。しかし、食べ残しが水槽の下に沈殿してしまうことがあります。

もちろん、沈殿した餌を食べてくるので水槽の掃除をしなくても良いというわけには行きません。なぜならプレコも糞をしますので。

それでも、水槽の下に餌が散らかるのはあまり良いことではないので掃除屋さんとして飼育しておくのは全然ありかなと思います。もちろん、プレコ単体で飼育するのも良いと思います。

さて、そんなわけで、本日はプレコの生態や飼育方法についてお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう!

プレコとは?

プレコは、ナマズ目ロリカリア科アンキストルス亜科、かつ、ヒポストムス亜科に分類される魚類を、おもに観賞魚としてみた場合の総称です。

正式な名称ではありませんが、和名としては定着しています。

ちなみに、正式名称はプレコストムス (Plecostomus) ですが、アクアリストの間ではプレコと省略されることが多いです。

熱帯魚屋さんで販売されている水槽にもまずプレコと表記されています。そして、近縁種の数亜科にまたがる種類の魚を総称してプレコと呼びます。

概要

10㎝以下の小型種から1メートルオーバーの大型種まで幅広く存在します。生息地は南米の熱帯地域に流れるアマゾン川です。多くは水流が強い渓流域に生息しますが、種類によっては下流域や止水域にも生息します。

特徴

他のナマズとことなり体表は鑢のようにざらざらとした鱗に覆われています。吸盤のような口があり、岩や垂直の壁に張り付くことができます。体型は竜泉型をしている個体がほとんどです。これの理由は水流をうまく流すためと考えられています。

猫やヤモリのような眼をしており、明暗など環境の変化により暗いところでは魚のように丸く、明るい場所ではアルファベットのCのような形になります。このような瞳の形をギリシャ文字のオメガをさかさまにした形ににていることからオメガアイと呼ばれています。

水質悪化にも対応する丈夫な魚で、産卵した卵を守る性質もあるため繁殖力、生存率ともに高いです。

外来種

マダラロリカリア (Liposarcus multiradiatus)というプレコの一種が沖縄や東南アジアで増殖し生態系を脅かしていることで問題視されています。汚れた川を綺麗にするということでフィリピンで放流されましたが藻類以外にも小魚などを食べてしまうため在来種の減少が懸念されてます。

プレコの飼育方法

水槽

プレコの種類によっては45㎝水槽や60㎝水槽でも飼育することができます。例えば、インペリアル・ゼブラ・プレコなんて10㎝程度にしかなりません。非常に飼育しやすいのではないかなと思います。

中型種のオレンジフィンカイザープレコは30㎝程度になりますので中型の水槽でも飼育できます。

一方で、熱帯魚やさんでよく販売されているセイルフィンプレコは最大で50cmにないりますので将来的には大型の水槽が必要になります。大きくなり飼育しきれずに川に放流されるのが問題視されています。

なので、もし、大きくなりすぎるという理由で飼いきれなくなるなら初めから小型の個体を選びましょう。

床砂

床砂を敷くか、敷かないかは人によります。大きな水槽なら大量の砂が必要なのと掃除も大変なので敷かないことが多いですね。120㎝水槽程度なら敷く場合もあります。

敷く理由としてはやはりデザインです。見栄えが良いですし、水草も植えられるという点ではいいですね。

バクテリアを育てるという効果もありますが、その分濾過機に入れるろ材でカバーすることも可能です。

それに、プレコの場合は糞の量が多いためあえて砂を敷かないという人も多いみたいです。確かに糞が多い場合掃除も大変になります。

それを考慮すると、粒子の細かい砂が良いですね。古代魚用の砂やソイル、川砂、田砂などです。細かければ糞が砂に挟まるということもないので、給水ホースでそのまま吸えばよいだけです。

他には、石、流木などを入れて隠れ家を作っても良いですし、プレコ専用のシェルターを使用しても良いですし、ナマズでよく使用する塩ビ管などもおすすめです。なまずの仲間なので落ち着ける隠れ家があると良いです。

立ち上げ

PH 6.5~8.0

弱酸性~弱アルカリ性と普通の淡水魚よりも幅広い水質で生息することができる丈夫な魚です。水の作り方は簡単で、砂や流木、石などを入れた水槽に水道水を入れます。

水道水を入れたらカルキ抜きをします。すると中性の淡水水槽が出来上がるのでプレコは飼育することができます。

もう少し透明度を高めたいなら麦飯石溶液を入れて数日間濾過機を回すなどすればかなり綺麗になるかと思います。

水温

適温は22~27℃です。

基本はヒーターとサーモスタットで温度管理を行います。夏場は気温が上昇するのでヒーターを止めておくということなのですが、個人的にはオンにしておいたほうが良いと思います。

何故なら、ヒーターは設定温度以上になると自動で止まります。夏でも急激に気温が下がるという場合も有り得ないとは言えません。そのため一応オンにしておきます。

30℃オーバーにならないようにエアコンで室内の温度を下げるとか、冷却ファンで温度対策を行いましょう。そうすれば水温は大分下げられるはずです。

濾過機

濾過機は特にこれを使ったほうが良いというのはありません。ただ、投げ込み式だとろ過力が乏しいので、外掛け式ろ過、上部ろ過、外部ろ過のいずれかで良いと思います。

あとは、プレコは流れを好む魚なのでハイドール コラリア ナノなどで水流を作ってあげます。ほかには、エアカーテンでたくさんの酸素を供給してあげるのもおすすめです。

濾過機に関しては1か月に1度メンテナンスを行います。フィルターを綺麗に洗います。何回か洗うとボロボロになるのでその時は交換してください。ろ材は、水槽の水でヘドロを流します。

水道水で流してしまうとせっかく出来上がったバクテリアが死亡してしまいますので生物ろ過を考えるならろ材は一生懸命洗う必要はありません。

生体投入

基本ですが水合わせを行いましょう。購入してきたプレコをプラケースもしくはバケツなどに移します。立ち上げた水槽からエアレーションのホースと分岐栓を使い1秒あたり3滴のペースで2時間かけて行います。水合わせを行ったら生体を投入しましょう。

プレコ専用の人工飼料が販売されているのでそれをメインとして使用すると良いかと思います。人工飼料は栄養バランスが整っているためプレコの健康を維持するうえでは強い味方です。

おすすめなのは、消化吸収に悪い小麦を使用していないものです。また、沈む餌ならプレコ用以外でも代用することができます。

ほかには冷凍アカムシなども食べますのでたまにそういった生の餌を与えると良いです。

餌は、生体投入後から3日程度置きます。3日経過したら試しに与えてみましょう。おそらく比較的簡単に食いついてくれるかと思います。食いつきが悪いならもともと品質の悪いものの可能性もありますので選ぶときは慎重に。

餌の頻度は成体なら3日に1回、幼体は毎日1回与えます。餌の量ですが、頭のサイズで判断するのは難しいので、お腹が少し膨れたのがわかるぐらいにしておきます。

混泳

混泳に関してはプレコの種類にもよります。例えば10㎝ぐらいのプレコならディスカスなどと混泳しても大丈夫ですが、中型、大型になると噛みついたりしますのでおすすめしません。

中型、大型の場合は、自分よりも大きな魚と混泳します。アロワナ、オスカー、キクラ、ダトニオ、ガーなどです。

逆に、小型のプレコとこのような大型肉食魚を混泳させるとプレコが食べられてしまうリスクがあります。

また、プレコ同士になると今度はお互いの縄張り争いで面倒なことになるので、その場合はプレコを3匹以上、できればプレコ以外に底面に生息するポリプテルスなども入れると良いかと思います。

ちなみに、このように混泳をするといずれにしろたくさんの種類の魚が必要になるので大きな水槽前提になります。小さな水槽で飼育するなら1匹飼育。もしくは小型のプレコを多数飼育するなら良いのではないかと思います。

おすすめしないのはプレコ二匹、もしくはプレコと別の魚1匹。3匹以上いないと縄張り意識が強くなるからです。