らんちゅう(金魚)の飼育!水槽・飼育・餌・病気・寿命・大きさについて。

本日はらんちゅうの飼育方法についてお話ししたいと思います。

金魚といえばどの品種を連想されますか?という問いに対して、「らんちゅう」と回答される方もいらっしゃるはずです。品評会も多く、形や色合いによって価格も高騰する人気の品種ですからね。

もちろん、すべてが高額で取引されているわけではなく、だれでもお手頃な値段で購入できる品種のほうが多いのです。

また、らんちゅうといえば、ほかの品種にもある肉瘤が特に隆起しているのが特徴的です。隆起しすぎている品種をみると目がほくろの様に黒点になっていますが、肉瘤を外すと普通の魚の眼をしています。

あれが、かわいいと思う人も多いのではないでしょうか?らんちゅうもほかの金魚と同様に餌を強請ってますのでとてもかわいいと思います。さて、そんなわけで、本日はらんちゅうの飼育方法についてお話ししたいと思います。それでは行きましょう!

らんちゅうとは?

ランチュウ(蘭鋳、蘭虫、卵虫)は、キンギョの一品種。寸胴体型で背鰭がないく、頭部の肉瘤の盛り上がりがほかの金魚よりも大きいのは特徴的です。

形態

他の金魚と比べて一番異なる点はやはり尾鰭がないところですね。また、尾鰭は金魚の特徴的である3~4つあります。標準はサクラ尾です。

また、生まれたばかりの幼体は黒いですが、途中で赤く変色します。成体の体色は素赤、サラサが多いです。体は成長に伴い少しずつ分厚くなり、頭部に大きな肉瘤が出来上がります。

また、頭部が大きくまるでライオンの様に見えるところから英名で「ライオンヘッドゴールドフィッシュ(Lionhead goldfish)」の由来でもあります。

全長

15~20㎝程度が平均的な大きさになりますが、飼育環境によっては25cmぐらいにもなったりします。

寿命

10年程度です。上手に飼育すれば15年ぐらいは生きるといわれています。

歴史

背鰭の無いらんちゅうは、マルコという品種から作られました。このタイプのらんちゅうは明治時代以降の品種です。ちなみに、江戸時代の『金魚養玩草』に卵虫という記録は残っております。

らんちゅうの飼育方法

飼育水槽

ランチュウの最大サイズが20~25cm程度になりますので、60㎝水槽であれば終生飼育することが可能です。また、数によってはもう少し大きな水槽が良い場合もあります。1匹飼育なら45㎝水槽でもありだと思います。

床材

ランチュウはベアタンクで飼育されている人もいますね。確かにベアタンクなら掃除が楽であるというメリットはあります。でも、バクテリアを作りたいと考えているなら床砂は入れるべきです。

金魚の飼育でよく使用されている砂は五色砂、溶岩石、セラミックの中粒です。人によっては、川砂、田砂、渓流砂、古代魚用の砂など。粒子が細かい砂をでもよいかと思います。

ただ、大粒すぎるような砂利だと隙間に餌の食べかすや糞が入り込んで掃除が大変になるなどのデメリットがあるので大粒の砂利はおすすめしません。

また、雰囲気を作るということでも、石組したり、流木を入れる、水草を植えるなどしても良いでしょう。

水質

PH 6.0~7.0

金魚を含め淡水魚の多くは中性であるこの辺りのPHで生息します。私たちが飲む水道水のPHは大体この程度なので、水道水を水槽に入れてカルキ抜き剤を使用すれば基本的には飼育できる水が完成します。

水をもう少し綺麗にしたいとか、バクテリアの数を増やしたいとかであれば麦飯石溶液やバクテリア剤を使用すると良いです。ただ、経験上、金魚はカルキ抜きでも全然飼育することができるかと思います。

水槽の水は毎週1回3割程度は交換します。交換する際に底に沈んでいるゴミカスを吸水ホースで取り除きます。

濾過機

飼育数にもよるのでなんとも言えないところはあるのですが、飼育数が多いなら餌の食べかす、糞、尿の量もその分多くなるはずなので強力なろ過が必要です。となると、上部ろ過か外部ろ過になります。また、このタイプの濾過機であればろ材も沢山入るのでバクテリアを作るうえでは最適です。

メンテナンスに関しては月に1度、ウールマットを洗います。2、3回洗うとボロボロになるので交換しましょう。ろ材はあまり洗わないです。寧ろ洗わない人もいますが、軽く汚れを落とす程度で、水槽の水で洗うと良いと思います。

なぜ、あまり洗わないのかというとろ材はバクテリアが住んでいる場所なので汚いほうが良いのです。逆に水道水で洗うとバクテリアが死にますのであまり良いことではないのです。

水温

20~25℃が適温です。

地域にもよりますが、5~10月ごろはヒーター無しでも飼育することができます。逆に夏場は水温が上がるのでクーラーをつけて室内の温度を下げるか、水槽に冷却ファンを使用するかなどして温度管理を行います。29度以下をキープしましょう。冬はヒーターとサーモスタットで水温を20~25℃にキープします。

生体投入

生体を購入してから投入するわけですが、まずは水合わせを行います。水合わせをしないとPHショックや体が弱り病気になって死亡することがあります。そのため必ず水合わせはしましょう。

バケツやプラケースに袋の水ごとランチュウを投入します。次に立ち上げた水槽からエアレーション用のホースと分岐栓を使い1秒あたり3滴のペースで2時間かけて水合わせを行います。

水合わせができたら生体を水槽に投入します。これをやるだけで成体が死亡するリスクを大きく抑えることができます。数日で殺してしまう理由の多くはおそらく水合わせ、いや、温度合わせすらしていないことが要因だと思います。

病気

らんちゅうがかかりやすい病気というよりかは金魚がかかりやすい病気ですよね。多くみられるのは、白点病、おぐされ病、水カビ病、白雲病といったものです。

まず、これらの病原菌は基本的に水槽に生息しています。特に砂を敷いているとそこを住処とします。ろ材にも生息はしますが距離が離れているためそこまで影響はないと思います。

細かい砂などであれば金魚が騒ぐと水中に砂を舞ってしまいます。そこから感染する可能性もありますから細かい砂よりも中粒の砂にする人もいますね。

あとは、金魚の免疫力が低下しているためこういった病気にかかるというケースです。水質が悪化すれば病原体のほうが優勢になるため強力な濾過機と週一回程度の水換えが必要になるのです。

他に考えられるのは夏場の水温上昇により元気がなくなるときに病気にかかる。

むしろ、らんちゅうは丈夫な魚なので、温度管理、水質管理を常に徹底していればそこまでかかるということはないです。

もし、病気になったら薬浴治療を行い、毎日水替えを続けていきましょう。早期発見、早期治療ならほとんど助かります。

餌は、生体投入後すぐには与えません。2~3日程度置いて、十分にお腹を空かせてから与えましょう。与える量は金魚が5分程度で食べきる量を1日の摂取量と考えましょう。5分以上かかる量だと多すぎです。この辺ははじめのうちに検証します。

基本は人工飼料をメインにします。栄養バランスも整っていて与えやすいです。金魚屋さん推奨の「キョーリン ランチュウベビーゴールドS 小粒」はおすすめです。

そして、たまには冷凍アカムシなども与えてみると良いです。これも、結構食いつきはいいですね。