サワガニ/沢蟹の飼育方法!餌・寿命・販売・飼い方について

本日はサワガニの飼育方法について解説します。

さて、私がサワガニに初めて出会ったのは子供のころ、両親に連れられて自宅から車で10分程度走らせたところにある渓流の遊び場があります。そこにはイワナやヤマメなどの魚もいました。

掴みとりなんかをやっておりまして、そこで居残ったを釣りをするという。または、山頂の渓流で放流した魚を釣るというようなことをしていましたので、よく遊びに行きました。

そんな、渓流でよく見かけたのがサワガニ。沢蟹は渓流の川の石の下にいます。石をどけると濁るんですが、その濁りが収まると沢蟹を捕まえることができます。

それを捕獲して家に持ち帰り、飼育していたことがありました。沢蟹はカニの中でも小さいほうですが個体によっては赤くてかっこいいんですよね。飼育し甲斐はありますし、なんかお祭りの出店でも販売さているのを昔見かけたことがあります。

そんなわけで、本日は沢蟹の飼育方法についてお話ししたいと思います。それでは行きましょう!

サワガニ/沢蟹とは?

サワガニ(沢蟹)Geothelphusa dehaani は、エビ目(十脚目)・カニ下目・サワガニ科に分類されるカニの一種。日本固有種で、一生を淡水域で過ごす純淡水性のカニである。学名の種名”dehaani”は、日本の甲殻類分類に功績があったオランダの動物学者ウィレム・デ・ハーンに対する献名となっている。

分布

日本固有種で、青森県からトカラ列島(中之島)までの分布とされている。本土周辺の島嶼では、佐渡島、男女群島、壱岐諸島、種子島、隠岐諸島、五島列島、屋久島なども生息が報告されている。稚ガニとして孵化する(海流に乗って分布を拡大することができるプランクトンとしての幼生期間を持たない)ことから長距離の移動能力に欠けるため、地域集団毎に遺伝子レベルでの分化が認められる。

特徴

甲幅20-30mm、脚を含めた幅は50-70mmほど。体色は甲が黒褐色・脚が朱色のものが多いが、青白いもの(地方によっては「シミズガニ」と呼ばれる)、紫がかったものなども見られ、よく見られる体色は地域個体群によって異なる。甲羅には毛や突起などはなく、滑らかである。オスは右の鋏脚が左よりも大きくなるが、左のほうが大きい個体もいる。 川の上流域から中流域にかけて生息する。和名どおり水がきれいな渓流(沢)・小川に多いので、水質階級I(綺麗な水)の指標生物ともなっている。日中は石の下などに潜み、夜になると動きだすが、雨の日などは日中でも行動する。また、雨の日には川から離れて出歩き、川近くの森林や路上にいることもある。活動期は春から秋までで、冬は川の近くの岩陰などで冬眠する。

食性は雑食性で、藻類や水生昆虫、陸生昆虫類、カタツムリ、ミミズなど何でも食べる。

春から初夏にかけて交尾を行ったあと、メスは直径2mmほどの卵を数十個産卵し、腹脚に抱えて保護する。卵は他のカニに比べると非常に大粒で、産卵数が少ない。幼生は卵の中で変態し、孵化する際には既にカニの姿となっている。稚ガニもしばらくは母ガニの腹部で保護されて過ごす。同じく川に生息するモクズガニやアカテガニなどは幼生を海に放さないと成長できないが、サワガニは一生を通じて海と無縁に生活する。寿命は数年-10年程とされる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/サワガニ

サワガニの飼育方法

サワガニを飼育する方法としては、水場と陸地を作るアクアテラリウムが一番良いかと思います。モクズガニと異なるのは完全水棲というわけには行かないという部分です。それでは行きましょう!

水槽

サワガニはそこまで大きくなるカニではなく、大きいものでも7㎝、普通は5㎝以内に収まります。そのため、30㎝規格の水槽があれば飼育は可能です。余裕をもっても45㎝規格の水槽であれば十分です。水槽ではなくてもプラケースなんかでも飼育は可能。ただし、濾過機の設置などを考えると水槽のほうが良いのではないかと思います。

底砂

砂は基本的にどんなものでも大丈夫だと思います。渓流に生息しているので荒い砂利でもよいですし、細かい田砂などでもよいです。あとは、ソイルで飼育されている方もいらっしゃいますね。なので、ここは特にコレでないとダメというのはありません。

隠れ家

サワガニは石の下に潜る性質がありますので砂の上に石のレイアウトをいくつか設置しておくなど、シェルターを置いておくとよいです。あとは、流木などを設置するとそこに上ることができるので良いかと思います。

販売価格

楽天ショップで2000円程度で購入することができます。ほかにもホワイト、ブルーなど品種や大きさによって値段が異なります。安いものなら1500円でも販売されているようです。なかなか身近にサワガニがいないという方はネットショップを利用するのも一つだと思います。

水場

PH 6.5~7.5

PHについては色々いわれていますが、日本の淡水で生息できているのでこれぐらいのPHでも飼育は可能かと思います。水道水をカルキ抜きして水を作ると良いでしょう。

サワガニは基本的には水の中で暮らします。ただし、水質の悪化、外敵に襲われて避難、産卵、冬眠で陸地に上がります。そのため、陸地が必要とはいっても、水場をメインのアクアテラリウムでも良いのかなと思います。

動画のの様に水位を高くして、流木や石を組んで地上に上がれるような仕様にするとよいかと思います。

水温

水温は28℃前後が適温です。夏場は水温が上がらないように気を遣う必要があります。室内飼育でも場合によっては水温が30℃以上になることもあります。もし、水温が上がりすぎるようなら冷却ファンやクーラーなどを使用して水温を管理しましょう。

濾過機

濾過機は、個人的には上部ろ過器を推奨します。なぜなら、サワガニは綺麗な水を好みますのでろ過能力の高い濾過機がベストです。もちろん、水換えはしますがそれでも水が汚くなれば陸地に避難するというほどですからね。ちなみに、水換えは一週間に1度、水槽の3割ぐらいを交換すればよいです。

フィルターは2週間から4週間に1度洗います。あまりにも汚れが酷い場合は交換しましょう。フィルターはそんなに高いものではないので。

ろ材は水槽の水でヘドロを落とす程度で良いです。そこにはバクテリアが生息しているので生物ろ過を行うためには綺麗にしないことがポイントです。また、ヘドロを落とすのも3か月に1度ぐらいで良いです。

冬眠について

水位を高くして飼育するのであれば、冬眠をさせずに冬はヒーターで越冬すべきです。一方でもし冬眠させたいなら陸地をしっかりと作り土も入れて寒くなったらサワガニが潜れるような環境を作ってあげる必要がありますね。

土の上に枯葉などを敷いておくこと良いですね。冬眠中は毎日霧吹きをかけるなどして湿度を保ちます。

ただし、冬眠の注意点は十分に餌を与えないと死亡することがある。です。そういったリスクや冬眠の難易度を考えると水棲飼育でヒーターを使用して越冬する選択肢もありかと思います。

サワガニはモクズガニと同じく何でも食べます。煮干し、冷凍アカムシ、魚の切り身、鳥の切り身、野菜、人工飼料など。人工飼料はザリガニのものを与えればよいかと思います。

こういったものをバランスよく与えることで健康に育てることができます。ちなみに、野菜を与える場合は農薬を使用していないものにしてください。

農薬は大したことがないと思うかもしれませんが人間は体が大きいので大丈夫ですがサワガニのように小さいとダメージもそれだけ大きくなるということを考えましょう。

餌は1日1~2回食べ残さない程度で与えましょう。

餌を食べない

ちなみに、餌を食べないときはいくつか原因が考えられますので、一つ一つか思い当たる部分を考えてみましょう。

1.水温が不適

例えば、多いのが夏場に水温が上がり過ぎていることが原因で餌の食いつきが悪くなっていること。この場合は水温を下げてあげることが必要です。一方で、冬場になると自然と食欲が落ちるのでこの場合も水温が低いと餌の食いつきが悪いです。越冬するなら水温はヒーターで調整しましょう。

2.水質が悪い

水質が悪いことが原因で餌を食べないこともあります。もし、水質に問題があるなら少し多めに水を換えてみるなど対策に出てみましょう。

3.飼育し始めたばかり

飼育し始めたばかりというのは餌の食いつきはあまり良いものではありません。餌付けには数日食らい空腹の日数をおいておきます。そこで、初めて餌付けを行いますので3~7日は食いつかなくても不思議ではありません。

4.餌が合わない

動物も人間と同じで食べ物の好き嫌いはあります。どうしても食いつかない餌というのもありますのでいろいろと試してみて食いつきの良い餌を与えましょう。ただ、栄養バランスは重要なので最終的には人工飼料に慣らしたいですね。

寿命

寿命は10年程度といわれています。10年とまでは行かなくてもうまく飼育すればかなり長生きするカニです。それこそ、モクズガニと比べれば相当長生きすると思います。

長生きさせるコツは、やはり餌を与えすぎないことです。餌を与えすぎると早死にします。あとは水温、越冬をうまく行うか。一番よいのは冬眠を成功させることですが難しいので水温調整で越冬させましょう。

また、サワガニは脱皮をします。脱皮はエネルギーを使いますし、脱皮直後はかなり弱ります。そのためその際はサワガニには絶対に触れてはいけません。そういったリスクも考えて個人的には単独飼育を推奨します。

複数飼育することもできなくはないですが、脱皮直後にほかのカニに襲われてしまったとなったら死亡する確率が上がりますからね。